肩こり

肩こりに悩んでいる日本人の割合は多い!それになる4つの原因と解消法

肩こりに悩んでいる日本人の割合は多い!肩こりになる原因と解消法

こんにちは!沖縄県北谷町で整体師をしている比嘉(@honobono_do)です。

今回は、肩こりになる原因を4つの側面から記します。

この記事は、このような方に向けて書いています

「肩こりの原因を知りたい」

「日本人における肩こりの割合は?」

「肩こり解消方法を知りたい」

「肩こりが辛いッ!何で肩こりになるのかな~!?原因が分かれば、解消方法が見付かるかもしれない」と思いませんか!?

肩こりには、多くの原因があります。

肩こりの原因を1つ1つ解説するのは、膨大な情報量なので不可能だと思います(笑)

そのため、今回は肩こりの原因として多い、4つの側面から記事を書きます。

この記事で述べる4つの原因は、以下の通りです。

同時に、上記の原因に対するアプローチ方法も紹介します。

肩こりの定義と症状

ここでは、肩こりの定義と症状について記します。

以下は、肩こりの定義と症状についてです。

上記症状のほかに、肩こりは僧帽筋あたりのダルさや疲労感があります。

また、僧帽筋はツイートの写真からも分かるように大きいことが分かります。

つまり、肩こりの範囲は広いということです。

肩こりが原因で、頭痛や吐き気に襲われたらマジで辛いですよね!?

整体師になる前の私は、何年も首から肩甲骨の凝りに悩まされていました。

肩こりが原因で、頭痛や吐き気に襲われることも…

頭痛や吐き気に襲われた日は、1日じゅう泣きたいくらいキツく、仕事どころじゃなかったです。

肩こりに悩んでいる日本人の割合は!?

平成28年(2018年)に厚生労働省が発表した「世帯員の健康状況」のなかで、女性が最も感じている自覚症状が「肩こり」で、男性が「腰痛」となっています。

そして、男性の2位は「肩こり」で女性が「腰痛」となっています。

2010年にも同じ調査が行われていて、「肩こり」と「腰痛」の順位は男女とも変動がありません。

さらに、日本人の3人に2人が肩こりを感じていて、それの割合は30代から50代が最も多いというデータがあります。

つまり、上記のデータから働き盛りの日本人(特に女性)の多くが、肩こりを感じていると解釈できます。

肩こりになる4つの原因

肩こりの原因は、多くあります。

以下では、肩こりの主な4つの原因について記します。

肩こりの原因にはストレスがある

現代は、生活しているだけでストレス要因が多いと感じます。

例えば、あなたが会社勤めなら、どのくらいストレスを感じる要因があるでしょうか!?

まず、満員電車がストレスだと思います。

そして、仕事が好きじゃなければ、それ自体がストレスです!

さらに、「スカッとジャパン」に出てくるような上司がいて、毎日のように嫌味を言われているとストレスが最高潮に…

やっと終業時間になり会社から解放されても、再び満員電車でストレス!

上述の例のように、人間は満員電車や人間関係、仕事など何らかの刺激を与えられることによりストレスを感じます。

このストレスを感じる刺激のことを「ストレッサー」と言います。

ストレッサーには、外的ストレッサーと内的ストレッサーがあります。

外的ストレッサーとは、ストレスを感じる外部からの刺激です。

外的ストレッサーには、「社会的ストレッサー」と「物理的ストレッサー」という刺激要因があります。

以下では、「社会的ストレッサー」と「物理的ストレッサー」の例を記します。

◆外的ストレッサーの例

社会的ストレッサー

・仕事

・人間関係

物理的ストレッサー

・厚さ・寒さ

・騒音

 

次に、内的ストレッサーとはストレスを感じる「個人の状況」や「生理的状況」のことです。

以下では、内的ストレッサーの例を箇条書きにしました。

◆内的ストレッサー

個人の状況

・緊張

・不安

・悩み

・怒り…etc

生理的状況

・疲労

・不眠

・健康障害

・感染…etc

あなたは、どのような場面でストレスを感じますか!?

実は、肩こりとストレスには関係があります。

ツイッターに記されているように、人間はストレスを感じると交感神経が優位になります。

交感神経は、分かりやすく言うと「頑張るぞーーー!」となったときに優位になる自律神経です。

交感神経が優位になると、血管が縮んで血流が悪くなり、僧帽筋が緊張します。

交感神経により僧帽筋が緊張している状態が短時間なら問題ないです。

しかし、仕事などストレスを感じるのは、長時間にわたることが多いと思いませんか!?

ストレスを感じる時間が、長時間にわたったぶん僧帽筋の緊張がつづくということです。

そして、いつの間にか緊張状態が当たりまえになり、慢性的な肩こりになります。

つまり、仕事など長時間にわたりストレスを感じていると、交感神経が優位になり僧帽筋の緊張が当たり前になります。

僧帽筋の緊張が当たり前になると、慢性的な肩こりになる可能性が高いです。

肩こりとストレスについては「 肩こりがストレスと密接な関係がある理由!ストレスが原因の場合の改善法 」に詳しく記しています。

肩こりで最も多い原因はPC作業やスマホ

現代は、仕事でもプライベートでもPCやスマホを使うケースが多いです。

また、最も肩こりを感じるのは、PC作業をしているときという調査があります。

パソコンで肩凝りを感じるPC作業をしてると肩こりを感じる

 

では、なぜPC作業やスマホを使用していると肩こりを感じるのでしょうか?

あなたが、PCやスマホを使っているときを思い浮かべてください。

恐らく、PCやスマホを使っているときは、集中しているため長時間にわたり同じ姿勢なのではないでしょうか!?

人間は、同じ姿勢で長時間にわたり作業をしていると血流が悪くなって筋肉が緊張してきます。

筋肉の緊張状態が続くと、肩こりを感じるようになります。

つまり、あなたが長時間にわたりPC作業やスマホを使うことが多いと、筋肉が緊張して肩こりを感じるようになるということです。

肩こりとスマホやPC作業の関係については「肩こりがスマホやパソコン作業で起こるのは何故なの?」に詳しく記しています。

運動不足が肩こりの原因に

肩こりやストレスを解消する方法として運動があります。

しかし、現代人は忙しくて運動をする時間がない人が多いように感じます。

厚生労働省の「国民健康・栄養調査結果の概要(平成29年)」によると、運動習慣のある者の割合は男性が35.9%、女性が28.6%となっています。

以下では、厚生労働省の「運動習慣がある者の割合(20歳以上、性別・年齢別)」のデータを表にして載せておきます。

運動習慣がある者の割合(20歳以上、性別・年齢別)
年齢 男性 女性
総合平均 35.9% 28.6%
20ー29歳 28.3% 11.6%
30-39歳 14.7% 14.3%
40-49歳 24.4% 16.1%
50-59歳 27.1% 23.9%
60-69歳 42.9% 29.6%
70歳以上 45.8% 42.3%
運動習慣がある者の定義

「運動習慣がある者」とは、1回30分以上の運動を週2回実施し、1年以上継続しているもの

上述のデータから、女性よりも男性のほうが運動習慣があると読み取れます。

さらに、上の表(運動習慣がある者の割合)から20~50代の人は60歳以上の人に比べて、1日30分以上の運動をする人が少ないと解釈できます。

以下では、先で紹介した表(運動習慣のある者の割合)を参考に20代~50代の平均を算出しました。

運動習慣のある20代~50代の割合(平均)

・男性:23.6%

・女性:16.5%

運動習慣のある20代~50代の割合(平均)から1日30分以上の運動習慣がある人は、男性が23.6%、女性が16.5%と読み取れます(少なッ!)

このことから、働き盛りである20代~50代の人の多くは、運動習慣がないということが考えられます。

また、先で肩こりの原因として述べた「仕事によるストレス」や「PC作業・スマホの使用」は、20代~50代の人が多いと思われます。

つまり、20代~50代の人の生活は肩こりになりやすい環境だということが伺えます。

しかし、その年代は肩こりになりやすい環境にも関わらず、運動などで それを解消する時間をつくっていないことが示唆されます。

悪循環ですね…

運動不足と肩こりについては「働き盛りのよる肩こりの原因は運動不足なのか?」に詳しく記しています。

中医学からみる肩こりと季節、臓器の関係

中医学では、季節ごとに疲れやすい臓器やでやすい症状、それらに対してのアプローチ法が分かる、五行説という考え方があります(五行説の説明が大雑把(笑))。

この記事では、五行説ついて記しても、あまり意味がないので細かい説明は控えますね。

五行説で「肩こり」を感じやすい季節は、立春から5月にかけてが多いと言われています。

五行説で春に疲れやすい臓器は、肝(肝臓)・胆(胆のう)となっています。

肝・胆が疲れる(弱る)とでてくる症状の1つとして”筋(筋肉)”の緊張があります。

”筋”が緊張してくると、血流が悪くなり首や背中、肩が凝るという症状がでます。

その症状がでやすいのは、春が多いというだけであって、肝や胆が疲れる(弱る)要因は通年にわたりあります。

例えば、飲酒量が多いと肝は疲れます。

また、中医学で肝と胆は、怒りと関係があると考えられています。

さらに、怒りはストレスと相関があることが示唆されます。

つまり、ストレスを溜めると肝や胆が疲れる(弱る)と考えられます。

これらのことから、肝や胆を疲れさせる要因は、年間を通して多く存在することが分かります。

よって、肝や胆が原因と思われる肩こりは、春だけじゃなく通年にわたりあると考えられます。

追伸:以下では、肝や胆の疲れをとると言われている食べ物を載せておきますね。

◆肝や胆にいい食べ物

・にら

肝の機能を高めて、氣の流れを良くしたり、血行促進の効果があります。

・ちんげんさい

氣の巡りをスムーズにして、肝の疲れによるストレスや落ち込みを軽減してくれます。

・菜の花

氣の滞りをスムーズにする作用があります。肝による目の充血の改善やイライラを抑えてくれる効果が期待できます。

※五行説で、肝・胆の疲労をとってくれるのは酸味のある食材とされています。そのため、トマトやレモン・シークヮーサーなども肝・胆が疲れている(弱っている)ときに効果的です。

まとめ:肩こりに悩んでいる日本人の割合は多い!それになる4つの原因と改善法

今回は、肩こりになる原因を4つの側面から記しました。

今回、この記事で書いた肩こりの原因は以下の通りです。

ツイッターにも記されているように、肩こりは複数の原因が絡み合って症状がでていることが多いです。

そのため、1つ1つの原因を見付けて、アプローチしていくことが大切です。

私の主観ですが、当院にご来院してくださるお客様の多くは、仕事を含め日常生活が忙しくてストレスがたまり運動不足で肩こりになっている人が多いと感じます。

もしも、あなたの日常が忙しく運動不足になっていると感じているなら、運動する時間をつくると肩こりが改善する可能性が高いです。

「でも、日々の忙しい生活のなかで運動する時間をつくるの難しいよ!しかも、それを習慣化するなんて…」と思っている人は多いと思います。

そのような人は、なんとか時間をつくって、定期的に整体やマッサージを受けることをオススメします。

「だから!整体やマッサージに行く時間をつくるのも厳しいし、そもそも人に触られるのも苦手なの!」という人もいますよね!?

マッサージに行ったり苦手な人は、ユーチューブなどで紹介されている家でできる運動を参考にすると良いと思います。

私がオススメするのは、「ロングブレスダイエット」です。

数年前に流行りましたよね!

ロングブレスダイエットの動きは、肩甲骨を動かすので肩こり解消に効果が期待できます。

ロングブレスダイエットは、ダイエットもできて肩こり解消にも期待できるなんて最高すぎです!

肩こりの改善には、様々なアプローチ方法があります。

つまり、肩こりを改善するにはご自身で時間をつくって、アプローチしていくことが大切だということです。