こんにちは!沖縄で整体師をしている比嘉直毅(@honobono_do)です。
今回は、肩こりとストレスの関係について記します。
この記事は、このような方に向けて書いています。
「肩こりとストレスの関係を知りたい」
「ストレスがたまって、肩こりも酷い」
「最近、忙しくてストレスがたまっています!さらに、肩こりも酷い!ストレスと肩こりって関係があるのかな!?辛い肩こりの症状を改善したい」と思い悩んでいませんか?
先日、私はツイッターに以下の投稿をしました。
肩こりの原因の一つとして、ストレスがあります。
人間はストレスを感じると「頑張るぞ」という神経である交感神経が優位になります。
交感神経が優位になると、血管が収縮して血流が悪くなります‼️
さらに、血流が悪くなると僧帽筋が硬くなり肩こりに‼️
なので、ストレス軽減は大切です。
— 比嘉直毅@沖縄の氣功整体師 (@honobono_do) July 15, 2020
この記事では、このツイートを深掘りします。
同時に、肩こり軽減の方法も記します。
※この記事は、仕事におけるストレスを中心に書いています。
しかし、ストレスを感じる環境は、仕事だけではありません。
そのため、ご自身のおかれている環境に置き換えて読み進めて頂くことをオススメします。
肩こりの範囲と症状について
ここでは、肩こりの範囲と症状について記します。
以下が、肩こりの範囲と症状です。
肩こりとは、首から肩甲骨に凝りや張りを感じること‼️
主に、肩こりの原因として首の後ろから肩、背中の僧帽筋という筋肉が張っていることが多いです。
肩こりにより以下の症状が出ることもあります。
✅頭痛
✅吐き気
✅痛み
✅僧帽筋のダルさや疲労感 pic.twitter.com/t04tXqrASm
— 比嘉直毅@沖縄の氣功整体師 (@honobono_do) July 15, 2020
ツイートから肩こりの範囲は「首から肩甲骨」と広いことが分かります。
また、肩こりの症状は「頭痛」や「吐き気」、「肩や首の痛み」、「僧帽筋のダルさや疲労感」があります。
これらの症状の辛さは、個人差があります。
整体師になる前の私は、ひどい肩こりに悩んでいて頭痛や吐き気に襲われることも…
当時のことを思い出しただけで辛いです。
ストレスには外的な刺激と内的な刺激がある
肩こりの原因の1つには、ストレスがあります。
現代人は、ストレス社会で生きていると言われています。
平成29年労働安全衛生調査(厚生労働省)によると「職場において強いストレスを感じることがある」と答えた人は、58.3%となっています。
つまり、労働者の半数以上が「職場で強いストレスを感じている」ということです。
また、同調査ではストレス要因の調査も行っているので、以下でまとめます。
職場で感じているストレス要因
・仕事の質・量(62.6%)
・仕事の失敗・責任の発生(34.8%)
・セクハラやパワハラを含む対人関係(30.6%)
・役割・地位の変化(23.1%)
上記のデータから最もストレスの要因となっているのは「仕事の質・量」ということが分かります。
ネットやテレビのニュースで、たびたびブラック企業の劣悪な労働環境について話題になります。
メディアでブラック企業が話題になったとき「私も似たような環境で働いている」などの意見が、多くでてきます。
つまり、多くの人が「うちの会社はブラック企業だよなぁ」と思いながら働いていることが示唆されます。
私は20年くらい前に、エンジニアとして働いていた時代がありました。
その時代は、仕事が忙しく残業が当たり前でした。
さらに、多忙すぎて会社に寝泊まりする日も多かったです。
今でいうブラック企業なのかな!?(笑)
当時、私は残業や会社で寝泊まりする生活が当たり前だという思考になっていました。(心身が疲れると、おかしな思考になるもんだ!)
そのため、自分が強いストレスを感じていると思っていませんでした。
だが、そのような生活を1年以上続けた結果…
私は、ストレスが原因で電車に乗れなくなり、出社できなくなりました。
そこで初めて、私は強いストレスを抱えていると実感しました。
そして、私は数回だけ心療内科に通うことに…
私が心療内科で感じたことは、患者さんが多いということでした。
実際に「厚生労労働省の患者調査」におけるデータ(精神疾患による患者数)によると、精神疾患を有する患者数が調査するたびに増えていることが分かります。
上記グラフから、ストレスを原因として症状のでることが多い「気分(感情)障害」と「神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害」の患者数をみると調査ごとに増えています(ストレスが原因じゃないケースもあります)。
上のグラフは、少し見にくいので「気分(感情)障害」と「神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害」の患者数を以下で表にしました。
「気分障害」と「神経症性障害」の年代別患者数 | |||
---|---|---|---|
調査した年 | 気分障害 | 神経症性障害 | 合計患者数 |
平成14年 | 71.1万人 | 50万人 | 121.1万人 |
平成17年 | 92.4万人 | 58.5万人 | 150.9万人 |
平成20年 | 104.1万人 | 58.9万人 | 163万人 |
平成23年 | 95.8万人 | 57.1万人 | 152.9万人 |
平成26年 | 111.6万人 | 72.4万人 | 184万人 |
平成29年 | 127.6万人 | 83.3万人 | 210.9万人 |
※平成23年の調査のみ宮城県の一部と福島県を除いています
※神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害は「神経症性障害」と略して表記 ※気分障害(うつ病、双極性障害など) ※精神障害(不安障害など) ※合計患者数は「気分障害」と「精神障害」の合計 |
気分障害や精神障害が調査ごとに増えているということは、ストレスを感じやすい環境のなかで生活している人が年々増えていると解釈できます。
現代が、ストレス社会と言われているのも納得です。
人間は、どのような時にストレスを感じると思いますか!?
心理学では、ストレスを感じる刺激のことをストレッサーと言います。
ストレッサーには「外的ストレッサー」と「内的ストレッサー」があります。
以下では、それらストレッサーについて説明します。
外的ストレッサー
外的ストレッサーとは、ストレスを感じる外部からの刺激です。
外的ストレッサーには、「社会的ストレッサー」と「物理的ストレッサー」という刺激要因があります。
以下では、外的ストレッサーの例を記します。
社会的ストレッサー
・仕事
・人間関係
物理的ストレッサー
・厚さ・寒さなど気候
・騒音
内的ストレッサー
内的ストレッサーとは、ストレスを感じる「個人の状況」や「生理的状況」のことです。
以下では、内的ストレッサーの例を記します。
個人の状況
・緊張
・不安
・悩み
・怒り…etc
生理的状況
・疲労
・不眠
・健康障害
・感染…etc
ストレスを感じる刺激を箇条書きにすると、多くのストレス要因があることが分かります。
同時に、現代社会はストレス要因が多いなと感じました。
肩こりとストレスの関係
ココからが本題です(笑)
前振り長がぁーーーーッ!
人間は、ストレスがたまると自律神経が乱れます。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があります。
交感神経と副交感神経には、それぞれの特徴があるので以下で説明します。
自律神経の説明
ここでは、自律神経の解説をします。
自律神経とは、以下の機能を制御している神経系です。
・呼吸
・循環
・消化
・代謝
・内分泌
・体液の保持・恒常性
・発汗
・発熱
・感情の働き
自律神経が制御している機能を見ると、生きるために重要な機能をコントロールしていることが伺えます。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があるので、以下で解説します。
交感神経とは
交感神経は、緊張やストレスを感じたときに優位になる神経です。
あなたが緊張やストレスを感じるのは、どのようなときですか!?
・仕事
・通勤
・人前での発表
・面接
などなど、多くの場面で緊張やストレスを感じると思います。
人間は、緊張やストレスを感じる場面で交感神経が優位になります。
つまり、交感神経とは頑張らなけいればならない場面で優位になる自律神経のことです。
副交感神経とは
副交感神経は、リラックスしているときに優位になります。
人間の身体と心は、交感神経と副交感神経の両方の働きによりバランスが維持されています。
つまり、自律神経が乱れると心身に様々な症状がでてくるということです。
自律神経については「 自律神経が乱れる3つの原因と辛い症状を改善する方法を紹介 」に詳しく記しています。
その症状の1つに「肩こり」があります。
ストレスにより自律神経が乱れ肩こりに
現代社会は、様々な場面でストレッサーを受けて、ストレスを感じます。
人間は、ストレスを感じると交感神経が優位になります。
交感神経が優位になると、血管が縮んで血流が悪くなり筋肉が緊張します。
人前でプレゼンするとき、肩に力が入っている人っていませんか!?
あの状態は、交感神経が優位になり肩の筋肉(僧帽筋)が緊張した状態です。
ストレスを感じる時間が、短時間なら基本的に問題はありません。
しかし、仕事などでストレスを感じる場面は、長時間にわたることが多いと思いませんか!?
具体的に、平成29年労働安全衛生調査(厚生労働省)で紹介されている「職場において強いストレスを感じる要因」は、長時間にわたりストレッサーを受けると思われる場面ばかりです。
職場で感じているストレス要因
・仕事の質・量(62.6%)
・仕事の失敗・責任の発生(34.8%)
・セクハラやパワハラを含む対人関係(30.6%)
・役割・地位の変化(23.1%)
仕事などでストレスを感じる時間が、長時間にわたると僧帽筋の緊張がつづくということです。
そして、僧帽筋の緊張がつづくと、その状態が当たり前になり、慢性的な肩こりになる可能性が高くなります。
そのことから、肩こりとストレスは密接な関係があると言えるのではないでしょうか。
肩こりの原因がストレスの場合の対処法
上述したように、肩こりとストレスは密接な関係があります。
つまり、肩こりの原因であるストレスを軽減すると、症状が改善されると考えられます。
私の場合は、自然のなかを散歩したりジョギングしたりしてストレス解消しています。
カラオケで、ストレスを発散する人もいると思います。
または、アロママッサージや整体などでストレス解消している人もいますよね。
ストレス解消方法は、個人により違います。
つまり、あなたが好きなことをして、ストレス解消すると、心身ともにリラックスして筋肉が緩んで肩こりが改善されることが考えられます。
追伸:ギャンブルとかはダメよ!負けるとストレスなるからね(笑)
まとめ:肩こりがストレスと密接な関係がある理由!ストレスが原因の場合の改善法
今回は、肩こりとストレスの関係、改善方法を記しました。
現代は、ストレス社会と言われることがあります。
その証拠に、平成29年労働衛生安全衛生調査(厚生労働省)によると「職場において強いストレスを感じる」と答えた人は、58.3%となっています。
つまり、労働者の半数以上が「職場において強いストレスを感じてる」ということです。
さらに、厚生労働省調べで「精神疾患を有する患者」が調査ごとに増えているという統計があります(ストレスが原因じゃないケースもあります)。
これらの事から、現代社会がストレスを感じやすい環境だということをうかがい知ることができます。
人間は、ストレスを感じると交感神経が優位になります。
交感神経が優位になると、血管が縮んで血流が悪くなり僧帽筋など筋肉が緊張します。
その緊張が短時間なら問題ありません。
しかし、職場などで強いストレスを感じている人は、長時間にわたり僧帽筋の緊張がつづくことが多いです。
僧帽筋の緊張がつづくと、その状態が当たり前になり、慢性的な肩こりになる可能性が高いです。
よって、肩こりとストレスは密接な関係があると言えるのではないでしょうか!?
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