肩こり

働き盛りによる肩こりの原因は運動不足なのか?

こんにちは。沖縄県北谷町で整体師をしている比嘉です。

今回は、肩こりと運動不足の関係について記します。

この記事は、このような方に向けて書いています

「肩こりは運動で改善するの?」
「自分の肩こりの原因を知りたい」
「運動不足で肩こりが酷い」

あなたは、運動不足じゃないですか?

同時に肩こりに悩まされていませんか?

肩こりには、多くの原因があります。

肩こりの原因については「肩こりに悩んでいる日本人の割合は多い!それになる4つの原因と解決法」に詳しく記しています。

上の記事では、肩こりの原因を以下の側面から書いています。

・ストレス(自律神経の乱れ)

・PC作業やスマホ

・運動不足

・臓器の疲れ

この記事では、運動不足と肩こりの関係について述べています。

運動には、心身に対して多くのメリットがあります。

運動するメリット

・生活習慣病の予防
・免疫力アップ
・体力の維持・向上
・疲れにくくなる
・自律神経を整える
・ストレス軽減
・肩こり軽減

逆に言えば、あなたが運動不足なら運動をしたときのメリットが得られないということです。

本記事では、肩こりと運動不足の関係について書きます。

肩こりの定義

肩こりの定義は以下の通りです。

肩こりの定義

肩こりとは、首から肩甲骨に凝りを感じること。

主に肩こりの原因として首の後ろから肩、背中の僧帽筋(そうぼうきん)、肩甲挙筋(けんこうきょきん)、菱形筋(りょうけいきん)という筋肉が張っていることが多い。

肩こりと僧帽筋図1 肩こりと僧帽筋

 

肩こりには、以下の症状が出ることがあります。

・頭痛

・吐き気

・痛み

以上が、肩こりの定義と症状です。

運動習慣がある人とは?

ここでは、運動習慣のある人の定義について述べます。

厚生労働省によると、運動習慣のある人とは「1回30分以上の運動を週2回実施し、1年以上継続しているもの」と定められています。

個人的に運動時間や頻度は、思ったよりも少ないなと思いました。

しかし、運動習慣のある人の割合をみると、上記定義はハードルが高いことが伺えます。

運動習慣がある人の割合

以下では、厚生労働省の「運動習慣がある者の割合(20歳以上、性別・年齢別)」のデータを表にして載せておきます。

運動習慣がある人の割合(20歳以上、年齢別、性別)
年齢 男性 女性
総合平均 35.9% 28.6%
20ー29歳 28.3% 11.6%
30-39歳 14.7% 14.3%
40-49歳 24.4% 16.1%
50-59歳 27.1% 23.9%
60-69歳 42.9% 29.6%
70歳以上 45.8% 42.3%

上記のデータをまとめると以下の通りになります。

・女性よりも男性のほうが運動習慣がある

・20代から50代の人は、60代以上の人よりも運動習慣がない

20代から50代は、バリバリ働いている人が多い世代です。

20代から50代の運動習慣がある人の割合は、以下の通りです。

男性:23.6%

女性:16.5%

個人的には、少ないと思いました(苦笑)

つまり、上のデータから運動不足は、働き盛りの人に多いと解釈できます。

なぜ、働き盛りの人に運動不足が多いの?

ここでは、なぜ働き盛りの人に運動不足が多いのかを記します。

2017年にスポーツ庁がだしたデータがあります。

対象者と質問内容は以下の通りです。

対象年齢:20代~40代

対象者:現在の運動頻度に満足していない男女

質問内容:運動をしない理由

上記対象者から得られたデータは以下の通りです(本記事では運動しない理由のトップ3だけ載せます)。

運動しない理由 全体 男性 女性
仕事が忙しいから 32.8% 31.5% 34.2%
面倒くさいから 24.0% 20.0% 28.0%
年を取ったから 15.9% 16.7% 15.2%

上のデータから、働き盛りの人が運動不足の原因と考えているのは「仕事が忙しいから」が最も多いと読み取れます。

次に多いのは、「面倒くさいから」となっています。

働き盛りの人は、仕事で忙しい日々を送っている人が多いと思います。

仕事が忙しくて運動をする習慣がないというのは、何となくイメージできます。

また、仕事が忙しいということは、心身の疲労が溜まっている可能性があると考えられます。

仕事に行って疲れて帰宅!

運動する気にはなれないですよね?

「早起きして、運動したら?」という意見もあるかもしれません。

しかし、日々の仕事で疲労困憊だしギリギリまで寝たいですよね?

そのことから、運動しない理由が「面倒くさいから」というのも納得できます。

しかし、運動は、普段の生活に良い影響を与えることが多いです。

運動習慣のメリット

ここでは、運動習慣のメリットについて述べます。

運動習慣には、多くのメリットがあります。

言わずもがなですが、運動習慣は身体の健康に良いです。

具体的にどのような好影響があるのかは、以下に記します。

・生活習慣病の予防

・免疫力アップにより風邪をひきにくくなる

・体力や筋力の維持・向上(筋力向上により身体の各部位の痛みの軽減)

・心肺機能が向上して、疲れにくくなる

今、私が運動習慣がもたらす身体への好影響で思いつくのは以上です。

もしかすると、もう少し運動習慣がまねく身体への好影響があるかもしれません。

運動習慣は、心の側面にも良い影響を与えるという研究もあります。

運動は、気持ちが高まるエンドルフィンや幸せホルモンと言われるセロトニンやドーパミンが分泌されるという研究がります。

エンドルフィンやセロトニン、ドーパミンが分泌されることによりストレスや不安ホルモンが抑制されることが期待できるという報告があります。

つまり、運動習慣はストレスや悩み(不安)の軽減が期待できるとが示唆されます。

まとめると、運動習慣は心身ともに良い影響があると言ってもいいのではないでしょうか。

ストレスと肩こりについて

先で、運動はストレス軽減が期待できると述べました。

過去記事では、「肩こりとストレスの関係」について述べています。

肩こりとストレスの関係については、過去記事に詳しく書いてあるため、ココでは簡単に説明しますね。

人間は、ストレスを感じると自律神経が乱れます。

自律神経の種類は、以下に記します。

交感神経:仕事など頑張っているとき優位になる神経

副交感神経:リラックス状態で優位になる神経

人間は、仕事などでストレスを感じると交感神経が優位になります。

交感神経が優位になると、血管が縮んで血流が悪くなり筋肉(僧帽筋など)が緊張してきます。

僧帽筋などの緊張が、長時間続くと慢性的な肩こりになる可能性が高くなります。

上述しましたが、運動はストレス軽減に有効です。

さらに、筋肉は動かすことにより緊張がとれて弛緩します。

つまり、運動は慢性的な肩こり(僧帽筋などの緊張)の軽減方法の1つとして期待できるのではないでしょうか。

まとめ:働き盛りの人に肩こりが多いのは運動不足だから?

本記事では、肩こりと運動不足について述べてきました。

運動には、以下のようなメリットがあります。

運動するメリット

・生活習慣病の予防
・免疫力アップ
・体力の維持・向上
・疲れにくくなる
・自律神経を整える
・ストレス軽減
・肩こり軽減

逆に言えば、あなたが運動不足なら運動をしたときのメリットが得られないということです。

運動習慣のメリットには、ストレス軽減があります。

さらに、先述したようにストレッチやジョギング、ウォーキングなど軽い運動には、緊張した筋肉(僧帽筋など)を弛緩させる効果があります。

これらのことから、運動習慣は、肩こりの軽減が期待できるのではないでしょうか。

働き盛りの人は、日々の仕事や家事・育児に疲れているかもしれません。

確かに、日々の作業で疲労困憊だと、運動するというのは面倒ですよね。

しかし、少しでも時間を作って軽い運動をすると心身にプラスの影響を与えてくれるかもしれませんよ。

ここまで、読んでいただき感謝いたします。